神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『高島市産魚のゆりかご水田米　特別純米酒生酒』です。

酒造会社：上原酒造株式会社
精米歩合：60%
アルコール度数：17度
備考：こしひかり（魚のゆりかご水田米）使用
甘さ★★★☆☆

不老泉の上原酒造さんと知内・大沼の生産者さんがコラボして造られた企画限定酒です。
琵琶湖から遡上するニゴロブナなどの在来魚が育つ水田で造られる
農薬・科学肥料を半分以下に抑えた人にも魚にも優しいコシヒカリです。

企画酒にありがちな微妙な感じは一切なく、米の優しい甘旨みと綺麗な酸がありつつも
飯米の力強い飲み口も味わえる美味いお酒です。
尾を引く苦みがあって、余韻もたっぷりです。
味が濃いツマミとも合わせることが出来る綺麗でパワフルな日本酒です。

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『大倉　水モト純米 生酒　Dolce』です。

酒造会社：株式会社大倉本家
精米歩合：70%
アルコール度数：16度
備考：奈良県産キヌヒカリ
甘さ★★★★★

現在の店主が五本の指に入るくらい好きなタイプの日本酒を造って頂ける酒蔵さんで、
個人的信頼が厚い銘柄「大倉」の水モト純米です。

エチケットにも書かれている通り、まさに飲むスイーツといった風情の甘口酒です。
香りはドライフルーツとか焼き栗を想わせる香ばしさのある香り、
大倉の独特な旨味と酸味にリッチ感のあるチョコレートのような甘みがあります。
更にトロっとした飲み心地も合わさり、最高に美味い食後酒です。

濃厚なのでロックにしても良いですし、バニラアイスなどにかけても美味しくなります！
大倉の独特な風味が性に合う方には、手放しで勧めたいお酒です。

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『大倉　特別純米　あらばしり　S.sake』です。

酒造会社：株式会社大倉本家
精米歩合：70%
アルコール度数：17度
備考：日本酒度-1　酸度4.8　富山県産雄山錦100％使用
甘さ★★★☆☆

度々ブログに挙げる、店主の好きな大倉シリーズのお酒です。

大倉シリーズ独特の旨酸がありますが、爽やかな香りと程良い甘みが合わさり
どこかレモネードのような味わいに感じるため、酸度4.8の高い酸が負担になりません。

日本酒というよりはジュースのような、それでいて奥の方にあるしっかりとした米の旨みがあり
日本酒の奥深さを味わうことが出来る新感覚のお酒です。
オンリーワンな旨みが今風な甘酸で楽しめるイチオシ酒です！

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『灘菊　超辛口　純米生原酒　一辛』です。

酒造会社：灘菊酒造株式会社
精米歩合：65％
アルコール度数：17度
備考：岡山県産アケボノ
甘さ★☆☆☆☆

キレ良くスッキリしているものの芳醇な米の旨みはしっかりあるタイプのお酒。
個人的に店主が好きな方向性の芳醇辛口酒です。

酒に限らず飲食物は舌への乗せ方で味の感じ方が変わりますが、
その中でも甘辛の方向性すらも変わるように思えるのが芳醇辛口というジャンルの魅力の一つです。
芳醇な風味・米の甘旨さ・キレの良さ・舌と喉に残るアルコール感等の諸要素が
飲み方次第で強弱をつけて変わるため、最終的な味わいもまた変化する万華鏡のような酒です。

幅広い温度帯で楽しめる美しさを感じる辛口酒です。
刺身等の魚も合いますが、肉とも合わせられる力強さも持った日本酒です。

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『村祐　茜ラベル　特別純米　生原酒　亀口取り』です。

酒造会社：村祐酒造株式会社
精米歩合：不明
アルコール度数：17度
甘さ★★★★☆

マンゴーのようなトロピカルな香り、味も同じく熟したマンゴーを想わせる甘旨みがありつつも
爽やかな酸が重さを感じさせずに後味の綺麗さを演出してくれます。
スッキリした果実系ジュースの風情もありながら、飲んだ後のアルコール感も強めで
どっしりとしたボリューム感のある飲み心地です。

甘口の白ワインや甘さ控えめの梅酒原液のようなまろやかな甘さが大きな満足感を生みます。
開けたてなら微量のガス感もあり、どんどん飲み進めたくなる酒です。