雑感(ブログ)

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2023/08/28

天寶一 style"ほおずき" 純米吟醸

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『天寶一 style"ほおずき" 純米吟醸』です。

酒造会社:株式会社天寶一
精米歩合:60%
アルコール度数:16度
甘さ★★☆☆☆

G7広島サミットでも提供された天寶一のバラ酵母仕込み純米吟醸の酒米違いバージョンです。

ほおずきは食用でもたまに売られていますが、馴染みがない方も結構おられるんじゃないでしょうか。
トロピカルな香りにパイン系の酸味と独特な甘みが面白い味わいです。

このお酒はどちらかというと熟したほおずきの様な印象で酸味は弱めですが
ほおずきを思わせるしっとりとした甘さがあります。
そしてそれを包み込むまろやかな風味がマッチしていて
まだまだ暑い季節ですが、飲んでいる間は秋の訪れを予感させます。

旨みが強いものにも控えめなものにも相性抜群の食中酒にも最適なお酒です。
天寶一 style
天寶一 style

2023/08/23

武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ』です。

酒造会社:株式会社武勇
精米歩合:60%
アルコール度数:15度
甘さ★★★☆☆

店では度々言っていますが、店主が日本酒を仕入れる際に考慮に入れる要素として大きいのは
店主が飲んだことのない銘柄、既知の銘柄の異なる特定名称等のお酒です。
良く知らないお酒を入れることが多いので、エチケットのキャッチーさだけを見て仕入れることが多々あります。

『武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ』もその一つで、
エチケットの間の抜けた猫の可愛さを見て仕入れを決意しました。

そんな経緯で仕入れましたが、このお酒は味の面でもおすすめ出来るいいお酒でした。
メロンや白ブドウ系の仄かな香り、ココナッツジュース的な優しい甘さと
乳酸飲料的なフレッシュな飲み心地が魅力です。

幅広い温度帯で楽しめるお酒でぬる燗にしても〇です。
店主のおすすめはゆっくり冷酒から常温への温度の変化を楽しむ飲み方です。
色々な顔を試して頂きたいお酒です。
武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ
武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ

2023/08/16

8/16時点でのおすすめ三種飲み比べ(\1,100.-)

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
現在のおすすめ三種飲み比べ(\1,100.-)は下記の三つです。

長陽福娘 純米吟醸 アクティブサマー
天寶一 style ほおずき 純米吟醸
武勇 アイラブユー 純米吟醸 火入れ

甘さ控えめでスッキリ爽快なお酒を三つそろえてみました。
食中酒にも向いている飲み比べセットになっております。
8/16時点でのおすすめ三種飲み比べ(\1,100.-)
8/16時点でのおすすめ三種飲み比べ(\1,100.-)

2023/08/09

丹澤山 純米吟醸 生酒 夏への扉

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『丹澤山 純米吟醸 生酒 夏への扉』です。

酒造会社:合資会社川西屋酒造店
精米歩合:55%
アルコール度数:16度
備考:日本酒度+6
甘さ★★☆☆☆

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。

上記の記述から始まる古典SFの名作、ロバート・A・ハインライン著「夏への扉」を
イメージして造られた日本酒です。

美しいエチケットを見た瞬間に一瞬の躊躇もなく仕入れていましたが、
味も夏にピッタリの爽快感溢れる感じでおすすめです。
香りは穏やかで、淡い旨さと爽やかな酸味がもたらすスッキリ出来る味わいながら
奥にある仄かな苦みがアクセントとして奥深い飲み味になっています。

人は舌だけではなく、目でも飲食を楽しめる生き物だと思いますので
SFが好きな方や可愛いエチケットが好きな方は是非ご賞味頂きたいお酒です。
丹澤山 純米吟醸 生酒 夏への扉
丹澤山 純米吟醸 生酒 夏への扉

2023/07/31

羽根屋 SHINE 無濾過生原酒

神戸市の三宮で隠れ家的日本酒バー「ななころびやおき」を経営している松尾です。
今日のおすすめしたい日本酒は『羽根屋 SHINE 無濾過生原酒』です。

酒造会社:富美菊酒造株式会社
精米歩合:非公開
アルコール度数:13度
甘さ★★★☆☆

アルコール度数15度未満の日本酒で加水していないものを低アルコール原酒と呼びます。
海外での日本酒人気の上昇に伴い、ワインよりアルコール度数が平均的に高い日本酒の
飲み疲れ問題が指摘されるようになりました。
しかし、単純に低アルコールにすると飲み応えが落ちることが多いのを
原酒にすることで飲み応えと軽やかさを両立することに成功し
海外だけでなく日本でも流行るようになったのが低アルコール原酒になります。

『羽根屋 SHINE 無濾過生原酒』はそんな低アルコール原酒の中でもかなりハイクオリティな一本です。
瓶裏のラベルにも記載がある通り、ライムやグレープフルーツ系のニュアンスがあり
爽快感のあるフルーティーな甘みと酸味があり、無限に飲めるかと勘違いしてしまうくらい
透き通った淡麗で上品な味わいの珠玉の夏酒です。
羽根屋 SHINE 無濾過生原酒
羽根屋 SHINE 無濾過生原酒